http://response.jp/article/2016/01/07/267391.html
米IBMとソフトバンクロボティクスホールディングス(SBRH)は米国時間6日、
人型ロボット「Pepper」向けに「IBM Watson」を新たに開発する計画を発表した。
「Watson」はIBMが開発している人工知能(コグニティブ・コンピューティング・システム)。
質疑応答といった人間とのやりとりを繰り返し、自分で仮説を立て、知識を自己学習するのが特徴だ これにより、専門家をサポートし、意志決定を支援するといったことも可能としている。
IBM内には、医師、研究者、保険会社、保健組織の能力の向上を図る「IBMWatson Health」、 90億以上のネットに接続された機器に組み込まれたデータを理解するための「IBM Watson IoT」などのビジネスユニットがある。
今回、「Pepper」に「Watson」が搭載されることで、ソーシャルメディア、ビデオ、画像およびテキストといったデータの深い意味を、Pepperが把握できるようになるという。
IBM Watsonのソフトウェア開発キット(SDK)も提供され、さまざまなカスタマイズも可能。
教師アシスタントから看護補助まで、いままで以上にPepperの活用領域が広がることとなる。
IBM Watsonのマイク・ローディン上級副社長は、「PepperについてSBRHと提携することで、より多くの人がIBM Watsonを体験し利用することが可能になります。
コグニティブの機能を搭載したロボットとの実際のやり取りを経験したとき、人々が密接に携わりながら、新しくエキサイティングな価値をこの技術から見出すことを目の当たりにするでしょう」とのコメントを寄せている。
引用元: ・【ロボ】ソフトバンク「Pepper」、IBMの人工知能「Watson」を搭載へ
ソフトバンクがpepperでやろうとしていることはビッグデータの収集である
googleもfacebookもappleもmicrosoftも
独自のビッグデータの収集を最大の目的の一つとしてAIサービスを展開している
これはAIのハード的な側面よりも、持っているビッグデータの量的・質的差異が問題になると見られているためである
人間の生活全般にわたるビッグデータの収集のために最も効果的なAIサービスの媒体は何だろう?
google nowやsiriやcortanaへのインプットはユーザーが何か検索するために話しかけた場合に概ね限定されるという欠点があるだろう。
これに対してpepperはユーザーが愛着をもって何気なく話しかけたりすることで、
より人間の生活への密着度がより高くなることが見込める。
だから単純な検索サービスよりもpepperはビッグデータ収集のための媒体として優秀と思われる。
さらなるビッグデータ収集のためできることとして思い浮かぶのはIoTの充実により生活全般にわたるより詳細な情報の収集、プライバシーの問題をクリアする前提でのカメラによる動画収集、pepperのようなロボットに、ある程度の範囲で勝手に行動させることにより行動のフィードバックを得ることなど
が、今度はペッパー自身の態度が悪いと蹴飛ばされるようになるわけですね。