<当サイト管理人より>
普通に考えれば、原油価格が下げって、ガソリンや石油製品の価格が下がる方がメリットがあると思います。特にガソリン価格の低下は、個人にも、企業(運輸、運送、漁業ほか)にも大きなメリットをもたらします。ただ、その一方で、原油価格が下がると事業規模が縮小してしまう企業もあります。原油価格が下がる背景には、中国の経済成長鈍化が影響しているようですが、原油需要が減少する中、産油国が一定の生産を継続していることも大きく影響しています。OPEC加盟国の最大産油国サウジアラビアは、この状況下においても減産に消極的のようです。日本や米国では物価上昇率にも影響しています。果たして原油の適正価格はいくらなのでしょうか。NY原油先物価格1バレル50ドル前後?
http://www.cnn.co.jp/business/35076647.html
スイス・ダボス(CNNMoney) サウジアラビアの国営石油会社サウジ・アラムコのハリド・ファリ会長は22日までに、原油の価格維持のための減産に踏み切るつもりはないことを明言した。
世界市場における同国の占有率を犠牲にする考えはなく、原油安の現状についても「極めて長期的に」対応可能だとの認識を示した。
世界経済フォーラム年次総会に出席中のファリ会長は、CNNのジョン・デフテリオス新興市場担当エディターが司会を務めた討論会で、「わが国は他の産油国に席を譲るための減産を受け入れるつもりはない」と述べた。
サウジアラビアは世界第2位の産油国であり、世界最大の石油輸出国でもある。
「これはわが国が築き上げてきた地位であり、譲り渡す気はない」と会長は語った。
サウジはこれまで石油市場における短期的なショックを和らげる「準備銀行」のような役割を果たしてきたとファリ会長は言う。だが、現在の供給過多状態の是正に動くつもりはないという。
同会長は「構造的な不均衡に対し、市場を均衡させる役割をサウジ1国で引き受けると言ったつもりはない」「短期的な調整が必要で、他の産油国も協力する意志があるなら、サウジも喜んで協力する」と述べた。
原油価格は1年半あまりで1バレル当たり100ドル超から同27ドルまで急落した。これによりサウジも大きな痛手を被っている。同国政府は石油による歳入減に対応するため歳出削減案を発表。国内のガソリン価格も50%引き上げた。
ファリ会長は「もし原油安が続いても、サウジは極めて長い期間持ちこたえることができるだろう。
もちろんそんな事態にならないことを望んでいるが」と語った。
ファリ氏の見方では、現在の石油価格は「不合理」ではあるがすぐに上昇することも考えにくい。「短期的には先行きは暗い」という。
引用元: ・【石油】サウジアラビア、原油安でも「長期間」対応可能 減産受け入れを否定
原価5$説もあるよ。まだ相当儲かってる。今までが、もうけすぎ。
ところで、プーチンの悲鳴は聞こえてきたかね。
金融も不振で石油収入も赤字だと。