http://www.gizmodo.jp/2016/01/2016coffeecrisis.html
コーヒー党には手痛い見通し……。
あなたは紅茶派ですか? それともコーヒー派?
コーヒー好きの国民といえば、アメリカなんでしょうけど、日本も負けてはいないかもしれません。
ただし、どちらの国にも厳しいニュースが待っていますよ。
ご存じのように、世界のコーヒー生産の大半を担うのはブラジルです。
オリンピック開催を控えて、ノリにノッテいるブラジルといきたいところなんでしょうけど、実は非常に深刻な干ばつに襲われています。
そして、コーヒー農場も、前例にない被害に見舞われていることが明らかになっていますね。
このほど米国農務省(USDA)傘下の海外農業局(Foreign Agricultural Service)が発表したデータによれば、ブラジルで生産されているロブスタ種のコーヒーが、大幅な減産の見込み。
60kg入りのコーヒー袋にして、実に500万袋の減産に終わると指摘されています!
ちなみに、ブラジルがダメならば、ほかの国で増産すればいいことでしょう?
そう考えたいところですが、コーヒー生産国としてのブラジルの地位は、他国の追随を許さないレベルなんですよね。
例えば、世界第2位のコーヒー生産量となるベトナムは、干ばつで苦しんで生産量が減ったブラジルと比較しても、まだ半分にもおよばないとされていますよ。
とはいえ、今回発表されたデータでは、いますぐに世界がコーヒー不足の危機に陥ることはないの見通しも出されています。
先ほどのベトナムでは、ブラジルとは反対に、 コーヒー生産に適した気象条件がそろい、一時的に増産気味。
また、ホンジュラスとインドネシアでも、異例のコーヒー豆の豊作を迎えており、
なんとか当面の需要は満たされる形のようですね。
しかしながら、こうしたラッキーな状況は、長くは続かない見込みです。
世界のコーヒー消費量は増えゆく一方なのに対して、コーヒーの生産量は安定しないため、いずれはコーヒー不足による大混乱も予想されていますよ。
もしや、2016年は初のコーヒー危機がやってくるのかもしれません。
あんまりうれしいニュースではないですけど~。