不正会計問題から経営環境が悪化し、白物家電事業を縮小することが波紋を広げている東芝。
東芝といえば長年にわたって日曜日放送の人気テレビアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)のスポンサーを務めている。
番組継続にも関心が集まるが、朝日新聞デジタルが12月24日、室町正志社長を取材したところ「できるかぎりは継続したい」と語ったと報じ、ネット上では様々な声があがっている。
『サザエさん』は1969年にスタートした長寿番組。
1998年10月まで東芝の一社提供、同年11月からは東芝を含む複数社がスポンサーとなっている。
こうした経緯であるため、“磯野家の白物家電は(東芝製品で)立派”“東芝一社スポンサー時は磯野家の家電は進化していたが、複数スポンサーになってからはリニューアルなし”といった話が都市伝説化しているほどで、『サザエさん』といえば東芝といったイメージが強いのは事実だ。
とはいえ、本業が危機でもアニメ番組のスポンサーを続けるという意向には賛否両論があるようで、Twitterには、
「そらまあ、当面は継続だろうけど、白物家電やめたら根本的な意義を失う感じが……」 「商品ラインナップの去就も気になるが、地味にこの路線だとサザエさんスポンサードしてる意味がなくならないか?」「??リストラされた人とか減俸された人はどう思うの?」 「見切りの決断が大事ですよ?」「1998年以降、東芝一社提供ではなくなっているのに、東芝が『サザエさん』のスポンサーを降りたところで何が起ると言うのか?むしろ、JAなど他のスポンサーに失礼」
などと疑問の声が投稿されている。
ただ一方で、
「昭和44年10月開始、ワタクシの学生時代から続く長寿スポンサー、ここまで来たからには会社がつぶれない限りスポンサーを続けてほしい」「スポンサーは続けて欲しいなぁ。
手放すと企業イメージもさらに手放す事になりそう」「多分サザエさん家の家電も東芝仕様だと思うから、そこは続けてほしい」
と、応援する人も。
経営危機の東芝がどこまで『サザエさん』にこだわるか。
今後どのような決断が下されるのか、ファンも注目している。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151230-00000006-rnijugo-ent