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2015年6月26日(金)、27日(土)に開催された、未来の起業家育成プログラム「IVS SEEDS 2015 Summer」の最終セッションに、セプテーニ・佐藤光紀氏、KLab・真田哲弥氏、VOYAGE GROUP・宇佐美進典氏、ヤフー・小澤隆生氏が登壇。
モデレーターを務める、じげん・平尾丈氏の進行で、「人生は挑戦だ!」をテーマにディスカッションしました。
未来の起業家を目指す若者たちの質問を一刀両断するIVS恒例の人生相談会。
「来年の3月までに1000万円稼ぐには?」「目標やモチベーションを維持する方法とは」「出版業界や書店に未来はあるのか」などの質問に登壇者たちが回答していきます。
学生が短期間で1000万稼ぐには
平尾丈氏(以下、平尾):真ん中のオレンジの彼。いいですね。
質問者11:神戸大学経営学部の〇〇と申します。
みなさんにお聞きいしたいことがあるんですけども、来年の3月までに1000万稼ぎたいんですけれども、どのようにすればいいですかね?
平尾:お~、具体的ですね。
みなさんだったら、3月までに1000万どう稼ぐかという感じですよね。大学生で? そうですね、じゃあ私からいきますか! (会場笑)
平尾:あ、いらない?(笑)いいですか?
質問者11:よろしくお願いします。
平尾:今、学生だったらむちゃくちゃ稼げるでしょう。
例えば、キュレーションなんかも今いっぱい出てるかもしれないし、みなさん大学生だろうがなんだろうが、稼げなかったら逆におかしいくらいいけるタイミングだと思います。
これだけいろんなプラットフォームがあって、App StoreもあってiOSもあって、自分たちの時代だと、自分の場合、Googleさんとかヤフーさんが大きくなってきたタイミングの中で何をするかとか、じゃあヤフオクに何か出してみようとか。
当時、自分は靴下を売るというのをひたすらやっていましたけど、片方の靴下をひたすら集めてきて、もう片方の靴下もいっぱい集めてきて、アシンメトリーな両足違う靴下をパッケージで提案して売ったりとか、そんなことをやってました。
今、自分だったら……これは短期間ですよ。自分はあまり好きじゃないんですけど……
いろんなプラットフォーム上に乗っからせていただきながら、商売をやらせていただくのは手っ取り早く1000万くらいいっちゃうかなと思いました。
せっかくなので、インターネットのスターのみなさん、ちょっと小ネタですけども。佐藤さんからお願いいたします。
佐藤光紀氏(以下、佐藤):あなたがそれをできるかどうかは別にして、という話だと思うんですね。
たぶんご自身が得意なことで1000万稼ぐというのは、もうちょっといろいろあると思うんですけど。
すぐできることでいうと、我々みたいな仕事をしている人って、とにかく会食が多いんですよ。
会食が多くて、かつ席数の少ない店によく行くんですよ。
そうすると、予約できない店がいっぱいあるんですよ。
行きたいけど、予約できない店……いっぱいありますね?
これをあなたがたくさん予約しとけばいいんですよ! (会場笑)
佐藤:あなたが予約しておくんです。
「どこどこの銀座の寿司屋のカウンター4席、何曜日、私持ってます」と言うと、
次の会食にこの店を使いたいという、IVSに登壇してる社長いっぱいいますから、「どうですか?」と言って、オークションにかける。
なので、高級店の席数の少ないお店を会食用にブッキングしてしまって、インターネット業界の社長に売りまくる。
これは、IVSに参加している学生だったらすぐできる!
月100万くらいすぐいきます。以上です。
平尾:いいですねー。ちょっとパクりたくなりましたけども。
では、真田親分よろしいですか?
さっきの恋愛から打って変わって、事業側です。
引用元: ・【起業】手っ取り早く1000万稼ぐにはどうしたらいいか?
真田哲弥氏(以下、真田):短期的に学生が元手なしに新規事業をやって1000万稼ぐっていうのは、まあ無理だと思います。
だから、新規事業という事業的なものをやるのではなくて、僕がもし本当に学生のときに1000万円稼がないといけないとしたら、新規事業的なことじゃなくて、アフィリエイトだったりとか……。
僕は学生時代、会社とは別にパーティー屋をやっていて、同じ学生の中に組織を作って、学生団体でパーティーチケットを売りまくって、ということをやっていましたけども。
そういう、事業ではなくて、身近なところでコツコツやったほうが1000万円は確実に貯まると思います。
平尾:なるほど。では、宇佐美さん。よろしくお願いします。
宇佐美進典氏(以下、宇佐美):1000万……。1000万のために、自分の何を犠牲にする覚悟がありますかね?
学校に行って単位は取りたいとか、友達と会う時間は取りたいとか、そういう時間であったりとか。
何を犠牲にして1000万を作るのかという、たぶんそこが前提としてあるんじゃないかなと思います。
もちろんスポットで、楽して1000万というのは、今の学生の中ではなかなか難しくて、アルバイトをたくさん掛け持ちするというのは、自分の時間を一番わかりやすくお金に変えていく方法としてあるかなと思うんだけど、たぶんそれでも1000万はなかなか貯まらないと思うんだよね。
そうすると、自分以外の人の力を使って、どうやっていくのかということだと思うんだけど、そうしたときに、さっき真田さんが言ったみたいに新しく事業を作っていくというのはなかなか難しいので、自分が作ったノウハウとかを広げていくみたいな、情報商材に近い感じになっちゃうけど(笑)。
でも、ビジネスの根本ってそういうもので、うまくいったパターンをどうスケールさせていくのかというところだから、そういうふうに考えていくと、できる可能性はあるんじゃないかなと思います。
平尾:はい。では、小澤さん。よろしくお願いします。
小澤隆生氏(以下、小澤):はい、1000万でしょ。日本人の平均年収って知ってる? 445万。
その2倍以上を手元にキャッシュとして残さなきゃいけないんですよ、税引き後で。
つまり、給料じゃ無理なんですよ。
月額で80万、20日間稼働で日給4万だから、時給にまわすといくら? 5千円?
8時間働いてね。アルバイトじゃ無理だね。
つまり、何か事業をするか、何かしなきゃいけない。
アフィリエイトとか、もちろん可能性はあるかもしれないけど、あなたに才能があるかどうかわからない。
確実性を高めるために、話をすると、今1000万以上稼げるのって、例えばiOSとかAndroidにおけるアプリ開発だよね。
自分ができなくてもかまわない。
今日からできるのは、友達の中で開発のできる子を5人、10人、もしくは、自分が3ヵ月勉強してもいい。
ただ、これは確実性はないわな。
友達の中で5人10人集める、それで受託をすると。受託どこだと。クラウドワークスとランサーズに行って、案件集めると。
実際、僕の後輩、大学2年生の子2人で、それで初年度5000万稼いだんじゃないかな。だから、そうするかな。
平尾:そうですね。1000万円は、そんなに大きくないですよ。
たぶんいけると思いますので、ぜひ3月までに1000万稼いで報告してもらえるとありがたいなと思います。
ちょっとみなさん、同じもの使ったらあとでなんかあるかもしれませんので、そこはお願いします。