<当サイト管理人より>
その昔は、コーヒーと言えば、喫茶店でした。しかし、時代は流れ、いわゆる喫茶店の数は激減しました。その後、喫茶店に代わって登場したのが、スタバやドトールといった、コーヒー専門のチェーン店です。最近は、郊外を中心に出店を加速させているコメダ珈琲や星乃珈琲などが人気があるようです。また、コンビニも100円コーヒーも定着してきましたね。
1: 海江田三郎 ★ 投稿日:2016/01/22(金) 10:34:47.17 ID:CAP
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/
どんなビジネスも競争は熾烈(しれつ)を極めているが、この20年ほどで、これほどまでに環境が激変した業界はないのではないか。そんなふうに思えるのが、コーヒー業界だ。
ファミリーレストランはじめ、コーヒーを飲める店は大きく拡大した。ファストフード店も次々に格安コーヒーを展開。
さらにスターバックスコーヒーなど海外の新しいカルチャーもやってきた。100円で飲めるコンビニコーヒーの爆発的なヒット。
そして、サードウェーブと呼ばれるハイクオリティコーヒーのブーム……。
だが、これだけの変化の荒波に揉(も)まれながら、相変わらず、どの店舗も混んでいるコーヒー店がある。
ドトールコーヒーショップだ。個人的な印象としては、1990年代後半の外資系コーヒーチェーンの上陸で、さぞや影響をくらったに違いないと思っていた。
ところが、実態はまったく違っていた。
確かに近隣店に競合がオープンしたりすれば、当初は影響を受ける。しかし、3カ月から半年程度で、売り上げはあっさり元に戻っていくという。
爆発的なヒットになった安価なコンビニコーヒーの影響も、かなり大きかったのではないかと想像した。ところが、これも違うという。コンビニでコーヒーを買っていくのは、まるで違う客層だった、というのである。
実際、今なおドトールコーヒーショップは賑(にぎ)わっている。朝から夜までひっきりなしに来店がある店も多い。いったいこれはどういうことなのか。なぜ人々は、ドトールに戻っていくのか。
その秘密を探るべく書いた拙著『なぜ気づいたらドトールを選んでしまうのか?』の取材で、私はドトールコーヒーの驚くべきこだわりを知ることになる。
分煙や空調の刷新で、タバコ臭いイメージは、もはやない。「白ドトール」と若者たちに呼ばれている新しい店舗は、外資系チェーンを上回るブランドイメージを調査で得られることもあるという。だが、それだけではないのだ。
コーヒー、フード、食器、サービス……。人々を強烈に引きつけているのには、しっかりとした理由があったのである。2015年12月末現在、ドトールコーヒーショップは全国に1103店ある。その誕生は1980年。東京・原宿にできた9坪の店は、
革命的だった。人々が驚いたのは、その価格設定だ。コーヒー一杯、150円(当時)。これは、周辺のコーヒー価格の半分以下だった。
背景にあったのが、創業者の強烈な理念だ。おいしいコーヒーを、消費者の負担のない価格で提供したい、という思いである。
実際、安いコーヒーを提供しようとしたのではない。どうすれば本物のコーヒーを、安い価格で提供できるのかを考えたのだ。
それが9坪の小さな店舗であり、誰でもおいしくコーヒーを淹(い)れられる全自動機の導入であり、フードメニューの充実であり、食器洗浄機の購入だった。原価を積み上げたのではなく、消費者に喜んで飲んでもらえる値段を先に決めて、どうすればそれを実現できるのかを考えたのだ。周辺の喫茶店が、300円、400円のコーヒーを当たり前に出している時代に、一杯150円で成立する店づくりに挑んだのである。
実際、安売りの店ではなかった。コーヒーカップは、一客2300円以上もするボーンチャイナの陶器のカップを使った。
スプーンは1本1700円の高級品。コーヒー豆にもこだわった。もともとコーヒー豆の焙煎卸業として創業し、250店ものボランタリーチェーンに成長した「カフェ・コロラド」も生み出していたのが、創業者だった。
消費者は、安さが話題になっている、と入ってみた。こんな値段だから、偽物のコーヒーなんじゃないか、安かろう悪かろうなんじゃないか、と想像していた。ところが、出てきたのは、高級カップに入った本物のコーヒーなのだ。
一号店は、オープンから何日も経たないうちに、1日に数百人が押し寄せる繁盛店になった。
二号店、三号店と出店が続いたが、お店の外まで行列ができるようになった。宣伝もしていないのに、開業から数年間は店を取り囲む長い列が途切れなかったという。
ドトールコーヒーはフランチャイズの仕組みを取り入れ、一気に店舗拡大を図っていく。
本物のコーヒーへのこだわり・・・
続きはサイトで
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1601/22/news015_3.html
引用元: ・【カフェ】競合店ができても、ドトールの売り上げがあっさり元に戻る理由
続きを読む