2015年11月30日 23時08分
iPhoneの修理時に写真や連絡先データが消えてしまったロンドン在住の68歳の男性が、「私の人生を消された」とAppleを訴えました。
iPhoneには15年分の写真と連絡先が入っていたそうです。
iPhoneのデータが消失!「私の人生が消された」とAppleを訴える
Appleを訴えたのは、元広告業勤務で現在は年金生活者のデリック・ホワイトさんで、所有するiPhone5に不具合が出てロンドン市内のApple Storeで修理を受けた際、15年ぶんの写真と連絡先のデータが消えてしまったそうです。
ホワイトさんは「私の人生はこの携帯電話に保存されていた」「新婚旅行先のセイチェルで撮った、巨大なカメが私の手をかじっている動画も消えてしまった」
「消えてしまったものを知って、私も妻も泣き崩れた」と損失の大きさを主張、Apple に対し5,000ポンド(約93万円)の支払いを求める訴えをロンドンの裁判所に起こしました。
Appleは真っ向から争う構え
「Apple Storeの店員は、私がすべてをバックアップしたかと聞くと、すぐに端末をいじくりだした」と語るホワイトさんについて、Appleは「原告の具体的な被害内容が立証されていない」と主張し、真っ向から争う構えです。
ホワイトさんは、裁判に勝ったら、もう一度新婚旅行に行きたいそうです。
iPhoneなら簡単なバックアップと復元も高齢者には厳しいかも
iPhoneの魅力のひとつは、マニュアルを読まなくても誰でも直感的に操作できることにあります。
また、パソコンのほかiCloudに簡単にバックアップができ、万が一端末に故障や紛失のアクシデントがあっても、容易に復元することができます。
しかし、最近の機械に疎い高齢のユーザーにとって、バックアップを取るのは容易ではないでしょう。
「私の人生が消えてしまった」と語る、ホワイトさんの言葉には、すべての情報がスマホに集約されている現代ならではの切実さが感じられるとともに、他人事ではないと思わされます。
高齢のiPhoneユーザーが身近にいる方は、年末年始の帰省時にでも、バックアップを手伝ってあげてもいいかもしれません。
Source:The Sun
(hato)
引用元: ・iPhoneの修理でデータが消えた男性、「私の人生を消された」とAppleを訴える
お前の人生、iPhoneの中が全てだよw
本当に人生を消されたいか?