http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O0N0IU6K50XX01.html
(ブルームバーグ):
中央銀行はもはや金融市場のサーキットブレーカーになれない。
金融政策当局はこの10年、市場の救世主だった。
利下げや低金利の約束と資産購入によって市場を守ってきたが、今や一段の利下げや購入拡大の余地があまりない。
こうした景気刺激措置を強化したい中銀も、その効果への疑いを深めている。
そういうわけで、投資家は今後、中国に端を発した先週の株安のような事態に、自力で立ち向かわなければならない。
資産運用会社カルミニャック・ジェスチョンの投資委員会メンバー、ディディエ・サンジョルジュ氏は「マネーの幻想の時代は終わりつつある。
景気刺激策において中銀がますます身動きがとれなくなるのに伴い、2016年は市場が経済の現実に目覚める年になるだろう」と語った。
ロンドンを本拠とするヘッジファンド、SLJマクロ・パートナーズの創業者、スティーブン・ジェン氏も「先進国・地域の中銀によるマネー増刷に抑えられ圧倒されてきた市場本来の力が、今年は解き放たれるだろう」とし、「平和な1年にはならないというのが私の予想だ」と付け加えた。
引用元: ・【経済展望】「マネーの幻想」時代の終わりか、2016年は市場本来の力が解き放たれる年に
震源地は経済規模が巨大になった中国でしたって話。
原油価格が下がるのも、それにつられて株価が下がるのも、景気後退期の中国のおかげ。