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昭和時代とは 昭和35年(1960年)

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opportunitas / Pixabay

昭和35年

皇太子夫妻に長男が誕生した年です。浩宮様(現皇太子)です。

ダッコちゃんが大流行しました。昭和時代の人は覚えていますね。ビニール製の空気で膨らませる黒い人形ですよ。

(写真) http://ameblo.jp

この年、ローマオリンピックが開催されました。その4年後に東京オリンピックが開催されるのですが、日本の急成長時代にオリンピックが更に弾みをつけてくれました。

また、日本初のインスタントコーヒーが発売されたようです。この頃、日本では自宅でコーヒーを飲む習慣はなかったと思います。インスタントコーヒーの登場で、自宅でコーヒーを飲むようになった訳です。当時のインスタントコーヒーも、お湯を注ぐだけで飲めるのですが、飲み方としては、コーヒーの粉と砂糖をかき混ぜて、お湯を注いで飲んでいました。ミルクは入れません。その後、クリープという粉ミルクが発売され、コーヒーにクリープを入れるようになりました。当時「クリープを入れないコーヒーなんて・・・」というテレビコマーシャルが流行りました。クリープ(商品名)の宣伝だったと思いますが、コーヒーにクリープを入れないと、おいしくないという意味です。

カラーテレビの本放送も開始されたようですが、まだ家庭用のカラーテレビが発売されていなかったと思います。そもそも、昭和35年では、白黒テレビも十分に普及しておらず、5軒に1台くらいではないでしょうか。ただ、昭和39年(1964年)のオリンピックに向けて急速に白黒テレビが普及しました。

テレビつながりでいきますと、ソニーが世界初のトランジスタテレビを発売したようです。トランジスタテレビとは何か。この当時の主流は真空管テレビです。少し専門的な話になりますが、テレビの電気・電子回路が真空管で作られているのか、トランジスタで作られているのかの違いです。トランジスタの新開発は、当時としては大きな技術進歩です。真空管と比較して、小さい、省電力、壊れにくいなど優れた点が沢山あります。その後、トランジスタは更に進化を遂げ、IC、LSI、VLSIへと発展していきますが、その話はまた後で。

「家つき、カーつき、ババア抜き」、こんなフレーズが流行りました。女性が結婚相手の男性の条件をいった言葉ですが、家と自動車を希望しつつ、旦那の母親にはついてきてほしくない(同居したくない)という意味です。日本の女性も、言いたいことをはっきり言える時代になったのではないでしょうか。

歌謡曲は、小林旭の「ズンドコ節」、松尾和子&和田弘とマヒナスターズの「誰よりも君を愛す」、西田佐知子の「アカシアの雨が止むとき」、三橋美智也の「達者でナ」などがヒットしました。

洋画では、チャールズ・チャップリン主演・監督の「チャップリンの独裁者」やアラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」が公開されています。

主な出来事

出典 http://nendai-ryuukou.com/1960/1960.html

  • ローマオリンピック開催
  • 皇太子夫妻に長男誕生
  • 有線放送さかんになる
  • インスタント食品が登場
  • ダッコちゃん大流行
  • クレジットカード誕生
  • 日本でカラーテレビの本放送開始
  • 日本初のインスタントコーヒーを発売
  • ソニーが世界初のトランジスタテレビを発売
  • 都営1号線(押上駅-浅草橋駅間)が開業
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