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昭和時代とは 昭和39年(1964年)

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opportunitas / Pixabay

昭和39年

昭和時代の64年間で、一番盛り上がった年と言えば、昭和39年ではないでしょうか。そうです。東京オリンピックが開催された年です。4年に一度の世界イベント、100を超える国がある中で、当時日本で開催されたというのは、それだけで感動ですが、開会式で使われたオリンピック行進曲は、その感動に相応し素晴らしい曲でした。この曲は、その後、学校の運動会などで使われるようになり、私も100回以上聴いていますが、本当にいい曲ですね。ちなみに、開会式が行われた日は10月10日ですが、昭和41年(1966年)から体育の日(国民の祝日)となりました。

競技の方は、男子柔道、男子レスリングでメダルを沢山獲得しました。体操個人総合では、遠藤幸雄さんが金メダル、男子団体総合でも金メダルを獲得しました。その後も体操ニッポンの時代は続きます。女子では、東洋の魔女と言われた最強のチームが活躍し金メダルを獲得しました。そして、オリンピックの花形と言われるマラソンですが、当時マラソンと言えば、エチオピアのアベベ選手です。裸足で走るアベベ選手は、評判通りの強さで金メダルを獲得しましたが、日本の円谷幸吉さんが銅メダルを獲得し日本中に感動を与えました。その後、マラソンも日本のお家芸になっていきます。当時女子マラソンはありませんでした。

昭和の高度成長期を迎えている日本にとって、東京オリンピックの開催が経済発展の大きな弾みになったことは間違いありませんが、東京オリンピックの日本開催にあたっては、その10年以上前から熱意をもって誘致活動を続けた関係者の方々の思いと努力があったのです。オリンピックは何かと選手に注目が集まりますが、沢山の方々の協力と支援の下に、数々の感動が生まれていることを忘れてはいけません。皆さんに感謝です。

さて、この年、日本のお家芸、昭和時代の象徴が誕生しています。高度で精密な技術の集大成として東海道新幹線が開通しました。東京-大阪間、4時間でした。時速200Km以上で走り、分刻みの運行を実現しました。その後の技術革新により、安全性を第一に更なるスピードアップが図られ、2015年、東京ー大阪間は2時間30分となっています。また、新幹線の海外輸出も進められてます。

プロ野球では、巨人軍の王貞治選手が、55本のホームランを放ち日本記録をつくりました。巨人ファンはもちろん、野球ファン、全ての日本人が祝福したと思います。そして、多くの日本人が、王選手のホームランに感動と勇気を与えてもらったのではないでしょうか。王選手は、その後も毎年ホームラン数を積み重ね、昭和55年(1980年)に868本の世界記録を残して引退しますが、王選手のホームランも昭和時代の象徴の1つです。

商品では、テープレコーダー(ソニー)、クリネックスティシュー(十条キンバリー)、デンターライオン(ライオン歯磨)などが発売されています。

ハイクラウンチョコレート(森永製菓)、ガーナチョコレート(ロッテ)、ライネスコーヒーキャンディー(篠崎製菓)、かっぱえびせん(カルビー)、ネクター(不二家)、ワンカップ大関(大関酒造)などが発売されています。

歌謡曲は、坂本九の「明日があるさ」「幸せなら手をたたこう」、村田英雄の「皆の衆」、都はるみの「あんこ椿は恋の花」、美空ひばりの「柔」、和田弘とマヒナスターズの「お座敷小唄」などがヒットしています。

洋画では、「クレオパトラ」「マイ・フェア・レディ」、ショーン・コネリー主演の「007/危機一髪」などが公開されています。

主な出来事

出典 http://nendai-ryuukou.com/1960/1964.html

  • 東京オリンピック(日本の金メダル16個)
  • 東海道新幹線開通(東京-大阪間 4時間 2,480円)
  • 東京モノレール開業
  • 王貞治55号ホームラン日本記録
  • 海外旅行自由化
  • バレーボール人気
  • 東京ヒルトンホテルが開業(日本初の外資系ホテル)
  • 異常気象,東京の水飢饉
  • 新潟地震発生(死者26人)
  • 日本武道館開館
  • 山形空港・仙台空港・帯広空港開港
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